現在のサイト位置:ホーム波乱万丈旅行記>2002夏 福岡・山口・瀬戸内 7日目

8月9日(金)

JR尾道駅から徒歩10分。「壱番館」の角煮ラーメン。 ケンと僕は、しまなみサイクリングに最低必要な荷物だけ残して、大きな旅行かばんを家に送り返した。
 こうして一気に身軽になると、まずは尾道ラーメンで腹ごしらえ。「壱番館」「角煮ラーメン(800円)」を食べた。尾道ラーメンは、オーソドックスな醤油味で角麺だ。2ヶ月前の「朱華園」も旨かったが、ここもまったく引けを取らない。
 ケンはここでも「生中」を注文し、因島ビーチでの休憩タイム(午後3時頃)にも「生中」を飲んでいた。彼は生ビールを、ドリンク剤か何かと勘違いしているようだ。


 何はともあれ、いよいよ自転車(レンタサイクル)での長旅スタート。目的地の愛媛県今治市まで全長80キロほどあると聞いているが、2日間日程を確保しているので、気は楽だ。しかし、猛暑の中、自転車をこいでいくのは、思った以上にしんどい。
 1つ目の向島では写真を何枚も撮ったが、そのうち同じような景色に飽きてきた。海岸沿いを走っていると、隣の島がすぐ近くに見えるので、湖の周りを走っているような錯覚にも陥る。


向島から因島方面を撮影。奥は「因島大橋」。 因島から生口島方面を眺望。右は「生口橋」。
 島と島を結ぶ大橋は、どこもかなり高い場所にあるので、長い上り坂をこいでいかないといけない。予報では天候悪化が伝えられていたが、途中の因島で少し小雨に降られただけで、3時間後には無事に生口島の民宿にたどり着いた。

(左上)イシモチ (右上)スズキ (左下)タイ (右下)シタビラメ
 民宿うしお(瀬戸田町)は素晴らしく綺麗で、料理も魚づくしで旨かった。何しろ、月曜日のN旅館で奈落の底を体験しているだけに、この日は民宿のおばちゃんが天使に見えた。(しかも、こっちのほうが宿泊料が安かったのだ!)
 ケンも、まさかここで生ビールが飲めるとは思わなかったらしく、至極ご満悦だった。彼の頭の中にはもはやビールしかない。
 一方僕は、広島の地酒「賀茂泉」を堪能。こうして、美味しい夕食をいただいた後は、長旅の疲れがたまっていたのか、二人とも早々に床についた。

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