現在のサイト位置:ホーム>波乱万丈旅行記>2001スキー旅行記(前編)
2月10日(土)朝5時過ぎ、赤倉温泉に到着。 このメンバーで遠出をすると雨が降らないことはほとんどないが、夜行バスから降りると、予想外の快晴!みんな寝不足であったが、一面の銀世界に心躍らせていた。 ところが、宿からゲレンデまでの距離がやたらに遠かったのだ。おまけに急な上り坂。いきなりケンが滑って転んだ。まだスキー板つけてもいないのに。 「どこがゲレンデサイドやねん。」 愚痴っても仕方がない。気を取り直してスキー板をレンタルし、いざ初滑り! 3連休中とあって、ゲレンデはかなり混雑していた。 リフト待ちの時間をこの上なく嫌う俺は、少しでも早くリフトに乗るために、昨年身につけた「割り込み術」を実践した。 まずは、できるだけ内側に並ぶこと。そうすると、外側よりも早くリフトにたどり着ける。次に、トークに夢中になるグループやカップルの間隙を縫って、さりげなく抜かしにかかる。時には、初心者のふりをして「ブレーキがかけられない」とアピールして、前に進んでいった。 要するに、何でもありである。板はレンタルなので、痛んでも一向に構わない。他人との接触を恐れないことがポイントであった。 山の天気は変わりやすい。すぐに曇って、そして雪が降ってきた。結局晴れたのは、1日目の朝と2日目の朝の、ごくわずかの時間だけだった。 しかし、そんななかでも4人は負けずに滑った。 いつもカメラを持ち歩くわけにもいかないので、なかなかベストショットが撮れなかったが、以下、ワンショットをご覧いただこう。 マサの堅実な滑りはますます安定感を増し、この3日間彼の転ぶ姿はほとんど見ることがなかった。 タムは相変わらず「超」慎重に斜面を降りている。これなら、まだ板を外して歩いたほうが早い。(→) コースの分かれ道では、必ず彼の降りてくるのを待ってから、次へ進むことにしていた。でないと、ほぼ確実に迷子になってしまうからだ。 俺達は、過去2年間の経験から学習していた。 おかげで今年はタムの行方不明事件は起きなかった。 到着早々、坂道でつまずいて転んだケン。寝ている最中にホテルのベッドから転落し、マサの豪快ないびきにも悩まされるなど、彼には相変わらず災難が多くつきまとう。 けれども、ゲレンデではそんなことも忘れ、鮮やかなシュプールを描いていた。 |