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8月3日(金)
夜行列車の巻


 大の社会人4人が青春18きっぷを握りしめて夜行列車に乗り込む姿は、はたから見ればさぞ滑稽だっただろう。8月3日(金)夜9時20分、それぞれの仕事を終え京都駅に集合した僕らは、「快速ムーンライト九州」に意気揚々と乗り込んだ。指定席にどっかと腰をすえると、早速、賞味期限すれすれの缶ビールをあけ、乾杯!5日間の旅行の始まりだ。

 メンバーはケン・マサ・アキとYaeの4人。前回の北海道で大活躍したタムは、今回仕事のため参加できなかった。彼にとっては、小倉競馬場だけでも行きたいところだっただろう。けれども、すぐに行方不明になってしまう彼がいないということは、それだけ旅行がスムーズに進むということでもある。

 車中、アキの妹さんからアクエリアスをもらった僕は至極ご機嫌になり、この晩はせっせとメールを打った。そしていつの間にか熟睡して、気が付くと朝の7時。
 電車は関門トンネルを抜けて九州に入っている。目的地・博多が近づいてきた!

向こうからやってくるどんこ舟とすれ違う。僕らの舟もこんな感じだった。8月4日(土)
たまには観光もいいでしょうの巻

 このメンバーでは何回も旅行したが、行くところといえば牧場や競馬場・ビール園ばかりで、一般人がするような観光というものを殆どしたことがなかった。たまには違うことをしようと1日目、旅行サークル出身・マサの導きのもと、JRとバスを乗り継いで福岡県柳川市まで行ってきた。

川の水が透き通っている!本当に綺麗だった。 柳川といえば川下り・・・10人も乗れば一杯になるようなどんこ舟に早速乗り込んだ。
 一本の竿を器用に操って舟を漕ぐ船頭の案内を聞きながら、ゆらゆら揺られていくのはとても気持ちがいいものである。一緒に乗ったどこぞの大家族が言い争いをしているのも、ほのぼのして面白かった。

 1時間ほどの船旅が終わると、殿さん屋敷「御花」までは歩いて数分。ここは柳川藩主・立花宗茂ゆかりの地だ。歴史マニアでもあるマサが、何の得にもならない(本人も認める)知識を披露し、他の3人は感嘆を通り越して苦笑いするばかり。レンズを向けると途端にカメラ目線。撮られ慣れしているようだった。

 御花の入口のお姉さんは綺麗だった。和服がとても似合っている。今思えば、一緒に写真を撮ってもらえばよかったが、その時は思いつかなかったのだ。(惜しかった・・。)

 この後、温泉にも入った。普段シャワーで済ます僕のような者にとって、旅先での湯は格別だった。しかもこの日は猛暑。展望風呂では、他の客うなぎ屋の行列に、真夏の太陽が照りつける。暑かった!がいないのをいいことに泳ぎ出す者も・・・!

素晴らしいの一言。スーパーで売っているうなぎとはワケが違う。 昼食は、うなぎの名店「元祖元吉屋」で特せいろ蒸し定食(3300円)だ。人気店だけあって行列ができていたが、それだけのものを食べさせてくれた。
 蒸したうなぎがご飯の中にも詰まっている!でも何より不思議だったのは、食べている間中ご飯が醒めることなくアツアツの状態だったことだ。
 食前のビールも旨く、大満足の4人であった。

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