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香川県地ビール&うどん探訪記

 妻と2人で琴平温泉旅行。せとうち岡山・香川フリーきっぷ(往復ののぞみと、現地の快速・普通乗り放題で、10500円)を使い、行ってきました。
  【行程】新大阪10:13〜11:02岡山11:12〜11:52坂出11:59〜12:22金蔵寺

 まず最初に目指すは、釜あげうどんで有名な「長田in香の香」
 最寄り駅は琴平の2つ手前の、金蔵寺駅。北東へ10分ほど歩くと、すぐに大きな看板が見えてきた。
  ちょうどお昼時で、少し待たされたが、ほどなく離れのテーブル席に案内され
 看板メニューの‘釜あげ’をいただいた。11年ぶりの香川で食べるうどん、こしがしっかりしていて、もちもちの麺はやはり旨い。
 小(1玉)にしたことを少し後悔。
 
 その後、金蔵寺駅へ戻る途中に、もう1軒。明治元年創業の「はなや食堂」へ。おばあちゃんがやってる、小さな店だ。
  優しい味のだしの、かけうどん。名物の黄色い天ぷら(筍と竹輪)を、妻と2人で分けて食べた。
  金蔵寺駅へ戻り、次の電車を待っていると
 
 ふと、対面のホームにいるおっちゃんから、「次の電車はそっち(のホーム)じゃないよ」と声をかけられる。左側通行に慣れている我ら、あやうく間違えるとこるだった。
  【行程】金蔵寺14:03〜14:13琴平・・(徒歩5分)ことひら温泉琴参閣
 琴平駅に着き、この日の宿「琴参閣」に荷物を置くと、界隈を散策。
 すると、すぐに視界に入ってきたのが、ことひら麦酒工房の看板! 
 
 ここは確か、2008年に醸造を中止しているはずだ。まさか、看板がそのままになっているとは・・。でも、なぜかこれを見て、「もしかしたら琴平で、地ビールに出会えるのでは?」そんな気がしてきた。
(↑)金刀比羅宮(ことひらぐう)に続く表参道。「さぬきビール」ののぼりが幾つかの店舗で見られるが、‘樽生’はなく、売っているのはいずれも缶ビール。
 おまけに、妻がかき氷を食べたいとねだってきたので、食べる羽目に・・。
 
 「琴参閣」は広い温泉が気持ちよく、夕食のコースもとてもおいしかった。なかなか次の料理が出されなかったり、朝食バイキングも不必要に長蛇の列を作らされたりもしたが、気にしない。
 
 翌朝は、9時出発でこんぴら参り。1368段の階段(このうち本殿までで785段)は、運動不足の我ら夫婦には、なかなかの負担であった。 

 しかし、なぜかここでビールの予感。
 ん?? もしかして・・
 
  
 遂に見つけた!‘樽生(たるなま)’さぬきビール!しかも、2種類ある。
 まだ朝の9時半だが、早速サーバーから注いでもらい、ケルシュをいただいた。 
 
 うまい!!
 ここまで来てよかった。幸せ。
 
 この店のおばあちゃんに聞くと、琴平で‘樽生’のさぬきビールを売っているのは、ここだけなんだそうで。普段はもっと遅くに店を開けるそうだが、この日は暑くなる予報が出ていたので、早めに店を開けてくれたらしい。 
 
 もう1種類、スーパーアルトも飲みたかったが、この日の主目的はこんぴら参り。心を鬼にして、ここは一旦見送り。 
 
 さらに歩くと、金刀比羅宮の入口でマヤノトップガンの息子がお出迎え。そういえばこの日は、ちょうど宝塚記念。無駄な祈りだと知りつつも、馬券の的中を祈願。
 
  こんぴら狗(いぬ)が気になり、久しぶりにおみくじを引いたが、私は小吉、妻は末吉と、微妙な結果に終わる。

 結局、白峰神社や奥社までは行かず、本殿をお参りして帰ることに。 
 
 写真を撮り損ねたが、この後歩いた「裏参道」が人気のない細い山道。道に迷いそうになりながら、命からがら(?)下界へ帰還・・
 
 そんな私たちを待っていたのが、妻の会社の元同期のHさん。彼は会社をやめて、今は奥さんの実家で農業をされているらしい。
 車で連れて行ってもらった先は、綾川町の「はゆか」といううどん屋だ。
  肉ぶっかけうどんにもそそられたが、私はおろしぶっかけうどんにした。麺の太さといい、もっちり具合といい、さすがに地元の人のおすすめ店は違う!トッピングのとり天も、ボリュームがあった。
 短い時間だったがHさんとも色々お話させていただき、楽しいひとときでした。ありがとうございました。
 
  さて、Hさんと琴平でお別れした後、食後の散策で再び、表参道を歩いていると
 見たことのない名前のビールが!
 えっ??東かがわ市で醸造って?「福繁食品」さん?
  確かに、先月(5月)新しい醸造所ができたと聞いてはいたが、琴平からは遠く、この旅行で出会えるとは思っていなかった。
 表参道からすぐの、「KOTOHIRA TRIP BASE-Kotori-」という観光案内所(兼カフェ?)でイベントをしていて、‘樽生’が飲めると誘われたら、行かない手はない!
 さっそく、妻と2人で、2種類ある「福繁食品」ビールをいただいた。
 「宵(よい)」【写真右上】は、「寛ぎによりそう」ポーター、
 「未(ひつじ)」【写真右下】は、「昼下がりの夢」というサブネームが付いたヴァイツェン。
 まさに、そんな気分に浸れる旨さ。
 この旅行で一番の、嬉しい誤算だった。

 この後、「海の科学館」で小休止すると、もう一度、表参道のさぬきビールの‘樽生’が飲める店まで戻って、スーパーアルトを賞味。
 ぷはー。
 うまい。これでもう、思い残すことはない。
  【行程】琴平14:13〜14:38丸亀・・(徒歩10分)MIROC BEER
 さあ、いよいよ旅のしめも、やっぱりビール。
 丸亀駅まで電車で移動し、かねてよりチェックしていた「MIROC BEER」へ向かう。 
  写真右上は、昼にHさんに教えてもらった「讃岐富士」・・だと思う。北側から見ると、こんな感じなのか?

 さて、住宅地の中を歩きまわり見つけた「MIROC BEER」。結構、殺風景な感じなのか・・と思いきや
 店内は、それなりにいけてる?
 私らが昼の3時に店に入った時は客が1人だったが、時がたつと少しずつ増えてきた。ちなみに店名の由来は、マイクロブルワリーのマイクロがミクロに変化し、ミロクになったとのこと。
 この日の樽生ビールのラインナップは7種類。ゲストビールの梅錦ビールが4種類あったが、もちろん目的は、ここの自家製ビール(3種類)
 なかでもイチオシは、売り出したばかりのIPAだ。
 普段、ホームページにこんなに大きくビールの写真を載せることがないが、こうして載せてみると本当にうまそうに見える。
 いや、実際にうまかった。 
 フィッシュ&チップスと、ニルヴァーナ(バーレイワイン)。
 
  濃色でモルティなブリティッシュエール(ペールエール)と、チーズたっぷりのシーフードピザ。どれもおいしかった。

 こうして、うどん3店舗・ビール3店舗(?)を制覇し、悠々と帰宅の途についたのであった。
 【行程】丸亀16:18〜16:27坂出16:54〜17:32岡山17:53〜18:38新大阪
この日飲んだビールたちはこちら
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