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2001気まぐれ東京旅行

11月2日(金)

 仕事帰りに金券ショップで新幹線の切符を買うと、その足で夜の「ひかり130号」東京行きに乗車。無計画な気まぐれ旅行が始まった。
 この日は、トヨ企画さんと待ち合わせ。居酒屋ばかり3軒ハシゴした。

 最初に入った新橋駅近くの店は、おでんとビールしか頼んでいないのに一人2000円近くかかった。店を入り間違えて、全然違うところに来てしまったのだそうだ。写真を撮ろうとしたら店の人に叱られ、踏んだり蹴ったり!

 仕切直しで入った二軒目は、とても良い店で料理も美味しかった。ようやく腹もふくれたところで、山手線と常磐線を乗り継いで千葉県柏市に移動。山手線に乗ったのは夜の11時近かったのに、車内は満員すし詰め状態だった。さすが大都会だ。

 三軒目では「鏡月」という韓国焼酎を、二人で一瓶あけた。いきなり飲みまくりで、初日の晩は終わった。



11月3日(土)

 トヨ企画さんの車で、千葉の幕張に住む共通の友人・タイヨーさん邸へと向かった。同じ千葉県内とはいえ、柏市からは相当遠い。しかも、モーターショーの開催期間中とあり、道路は大渋滞。

 うんざりしながらようやく昼過ぎにタイヨーさん邸に着くと、この日の目的地・お台場まで連れていってもらった。
 デックス東京ビーチ7階の「鴻星海鮮酒家」という店で広東料理を味わった。ここでは、何といっても福建炒飯(ふっけんチャーハン)が美味しかった。チャーハンにスープがかかった感じのものだが、これはトヨ企画さんがオーストラリアのメルボルンで初めて口にして以来すっかりファンになり、是非ともこれは僕に食べさせてやりたいと思ったそうだ。
 
 タイヨーさんは普段、焼肉と天下一品のこってりラーメンだけで暮らすコテコテ人間なので、あっさり味の料理は少し口に合わないようであったが、デザートの杏仁豆腐は美味しそうに食べていた。彼は人相は悪いが、実直で親しみやすい、意外な好青年である。サンミゲールという香港ビールと赤ワインも味わい、昼間から優雅な気分になった。

 お台場を出るぐらいから雨がパラパラと降ってきた。僕が旅に出ると必ず雨に遭遇するが、今回もこのジンクスが破られることはなかった。
 2人と別れ、350円のビニール傘を買うと、ゆりかもめと山手線を乗り継いで有楽町へ!

 夜は、G1予想大会1位(当時)のともさんとデートした。彼女がよく行くという、銀座のたいすきの店へ。
 僕はこれまでたいすきを食べたことがなく、てっきり魚の鯛が入った鍋だと思っていた。ピリ辛のたれにつけて食べるのだが、これが何とも絶妙で、美味しかった。
 その後、ともさんの見事な道案内のおかげでしばらく路頭に迷ったが、なんとか目的地のコーヒー屋に到着することができ、二人してケーキを食べた。さすが銀座。ちょっとした店でもどこか上品だ。置いてある照明や家具が高級さを感じさせる。
 ともさんは、好きなものを一度に食べられてとても幸せそうだった。



11月4日(日)

 幕張メッセで開かれている東京モーターショー。
 特別に車に興味があるわけではなかったが、色んな人から面白いよと言われ観に行くことにした。職場の人には「車より女性を撮りに行くんじゃないの」と言われたが、あくまで目的は車!

 入口で手荷物検査があったが、僕が持っていた大きな鞄を開けると係員は中も見ずに通してくれた。日本の警備体制をとても心配に思う瞬間であった。

 いざ中に入ると各ブースのコンパニオンは綺麗な人ばかり。うう。意志が揺らぐ。
 終わってから車の写真と女性の写真、どっちが多いか数えてみた。すると、車の写真のほうが二枚多いことが判明。
 よかった。主目的は車であることが証明されたのである。

 夜は、予備校時代の友達ゲンパクと、新宿で焼き肉を食べた。彼とは今年のGW以来だったが、東京で会うのは初めてだった。元々背の高い男だが、商社で揉まれ東京慣れしているせいか、ますます大きく見えた。この晩も大いに語り飲み食いし、狂牛病で打撃を受けた焼肉店の活性化に貢献。

 行きがけに歌舞伎町の火災事故があったビルを通りかかった時は、一瞬言葉を失った。焼け跡が生々しく残っている。
 窓がない都会の雑居ビルには、決して入るまいと思った。



11月5日(月)

 この日は昼過ぎに、2ヶ月前に結婚した友達Nさんと麻布十番で待ち合わせ。
 昨日まで飲んでばかりいたので御飯が恋しくなり、この日の昼食はオムライスにした。
 雑誌で美味しそうな店を見つけていたので入ってみたが、1500円と高いだけあって美味しかった!

 昨日までは人の集まる場所ばかり訪れていたが、この麻布は比較的落ち着いた街だ。高級住宅が建ち並び、道行く人は皆金持ちに見える。各国の大使館も集まっているせいか、あちこちに警官の姿があった。

 けれども、歩いているうちに街の様相はいつの間にか変わり、気が付くと六本木。都会の喧噪がまた戻ってきた。
 最後は「アマンド」でカフェコンパンナ(写真左)を飲み、Nさんの幸せを願って帰途についた。

 なんだかせわしなかったけど、とても楽しい旅行でした。
 遊んでくれた皆さん、どうもありがとう!


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