現在のサイト位置:地ビール樽生主義>かめやま地ビール&長島地ビール現場訪問記

地ビール現場訪問記 かめやま地ビール・長島地ビール 2014年12月10日

 京都ではまず飲むことができない、三重県の上記2か所の現場訪問をしてきました。同じく地ビール愛好会員のマサ氏とともに、「青春18きっぷ」を駆使しての日帰り旅行です。
  【行程】JR山科9:18〜9:34草津9:46〜10:31柘植10:36〜10:53関

 「かめやま地ビール」は、JR亀山駅と関駅の、ちょうど中間にある。亀山から三重交通バスが走るが本数が少なく、ここでは使えない。よって時間はかかるが、徒歩で向かうことにした。
 ちなみに亀山からだと道が「上り」、関からだと「下り」なので、関から行くほうが多少ラクではある。

 関駅で下車後、ちょっと寄り道。
 国道を渡り少し進むと、関町の保存地区が広がる。
 ここは江戸時代に東海道53次の47番目の宿場町として栄えた場所だそうだ。商店もあるが、住居もかなりある。
 伝統的な街並みを守るために地域が協力、努力している様子がうかがえる。
 細い道で、車の往来は多いが、雰囲気はある。
 旧東海道を東へ歩くと、1キロほどで、国道1号に合流。
  そこから更に2キロほど歩き、(歩道がなくて通行危険な)高速のジャンクションを抜けると、右手に地ビールの看板が見える。
 やっと着いた!!
  ブルワリー併設のレストランは団体客専用なので、隣りにあるドライブインの売店で生ビールをいただく。
 
 この日飲めるのはケルシュ1種類のみだったが、事前に電話連絡したのが良かったのか、プラカップで無料で試飲させてくれた。
 これは思わぬラッキー!
 
 香りをゆっくり味わってから、ぐいっと1杯。
 とても主張の激しいケルシュだ。

 最初の1杯目はやはりうまい。30分近くも歩いた後だけに、なおさらだ。
 このコクと深みがあるから、地ビールはやめられない。 

 ふと、正気に戻り、試飲ビールだけで売店を去るのも気がひけたので、もう1杯、ケルシュ・生(なま)(430円)を注文。するとさっきより大きなカップで出てきた。
 
 昼間から地ビールが飲めるって、なんて素晴らしいことだろう!

 店頭ではみやげ用の瓶ビール(500ml)も500円で売っている。地ビールにしては良心的な値段だ。
 
 そのあと、道路の向かい側へ渡って、うどん屋「彦兵衛 太岡寺店」でランチ&ビール。 
 こちらも地ビールはケルシュ1種類のみ。グラスに「かめやま地ビール」の図柄がプリントされてるのは、私のように写真をアップする者には有難い。
 
 そして、亀山名物「味噌焼きうどん」と、四日市名物「トンテキ定食」を2人でシェアしていただく。 
 
 味噌焼きうどんは、やみつきになりそうな味付けだ。
 
 コーヒーの無料サービスもある、良い店だった。  
 
 12:50頃に店を出て、再び徒歩で今度は亀山駅を目指す。国道1号をひたすら東へ。 
 
  事前リサーチでは「彦兵衛」から30分あれば着くと計算していたが、行けども行けども駅が見えてこない。

 途中で電車に抜かされる。
 1両編成のくせに、生意気な奴だ。
 
 電車の時間が迫り、あせった私らは次第に歩く速度が上がり、それでも間に合わないと、最後はついに走り出し、なんとか出発直前の電車に飛び乗り、ことなきを得た。

 結論:「彦兵衛 太岡寺店」〜亀山駅間は、所要時間で45分はみておいたほうがよい・・ということだろう。
 まあ、もう2度と来ることはないと思うが・・・。 

 【行程】JR亀山13:24〜13:54四日市14:12〜14:32長島14:45<三重交通バス>〜14:55なばなの里

  下は四日市駅付近の、車窓風景。工業地域を感じさせる。
 
  JR長島駅に到着。過ぎ去る電車を‘撮り鉄’するマサ。
 
 長島駅からは三重交通バスに乗って、ついに長島地ビールのある「なばなの里」へ到着。 
 
 歩き回り、疲れた体を休めるべく、ビール前に天然温泉「里の湯」へ。入湯料1500円もかかるだけあって、露天の広さには感動。  
  
 
 12月半ばで、まさか紅葉を見ながら風呂に入れるとは思いもしなかった。午後3時台はまだ人が少なく、露天もほぼ貸切状態。
 打たせ湯も良かったし、お湯も適温で、水風呂もあった。

 こうして1時間ほど里の湯でほっこりした後、すぐさま「長島ビール園」へ入場
 
・・の予定だったが、見ると入口に長蛇の列。開催中の「ウィンターイルミネーション」目当ての客が早めに食事を済ませようと、並んでいるらしい。
  
 15分ほど待たされた後、ようやく席に案内され、乾杯。

 最初の1杯目はYaeがピルスナー【左】、マサがヴァイツェン【右】。いずれも中ジョッキ500ml。
 といっても、当然まわし飲みをするので、これだけで2種類制覇である。
  
 ピルスナーは安心できる旨さ。ヴァイツェンはありがちな味だったが、もちろん文句のあろうはずもない。

 続いて、デュンケル【左】とボック【右】を注文↓
  
 デュンケルはコクの深さにナッツのような甘さが見事にマッチ、この4種類の中では一番良かった。
 ボックは「冬季限定」。麦芽1.5倍使用の黒ビールだ。 

 そしてフードは、ソーセージ盛合せと枝豆、エビとチーズのコラボフライ。
  
  入店した夕方5時過ぎには、300人収容の第2会場がほぼ一杯になるほどの混雑ぶりだったが、6時を過ぎる頃にはほとんどの客が食事を終え、去っていく。 
 
 やはりみんなイルミネーション目的なんだろう。
 そんな中途半端な気持ちで地ビールを飲むのは、地ビールに対して失礼だと思うのだが・・。

 まあ、地ビール目当てに(しかも、はるばる京都から)やってくる客は他にあるまい。そう感じさせる象徴的な風景であった。

 入口ホールの高いところには、大きな樽が見える。
 これぞ、現場ならではの醍醐味。
 
 さて、長島地ビール4種類をすっかり満喫した後、帰りのバスまで少し時間があったので、「ウインターイルミネーション」を見学。 
 
 あくまで地ビールのついでに立ち寄ったつもりだったが、‘ついで’にしてはもったいないほど見どころたっぷりだった。 
 はっきり言って、男2人で来る場所ではない。
 
 ナイアガラの滝も見た。↓ 
 
  素晴らしい・・と、見とれている時間はない。駆け足で見て、写真もそこそこにバス停まで戻り、長島駅へ。

 【行程】なばなの里18:50<三重交通バス>〜19:00長島19:12<JR>〜19:39名古屋19:50〜21:10米原21:14〜22:17山科

 というわけで、中身の濃い地ビール紀行になりました。
 次はどこへ行こうかな? 
この日飲んだかめやま地ビール・長島地ビールはこちら
地ビール樽生主義へ戻る